後期に入って、今年も福井大学大学院で実施しているMOT(Management of Technology)マーケティング論の講義が始まりました。
国立大学の大学院生なので、受講している学生の年齢も23~24歳であり、1~4年の学部生と比較するとずいぶんと大人ですし、課題に対する取り組み方も学部生と比較するとレベルが高いように感じます。(あくまで比較ですが。)
工学の世界にも「経営」の考え方を!という主旨のMOT。そうは言っても、普段は工学部系で「経営」や「ビジネス」という言葉に無縁な大学院生たちです。慣れない分野のことを考えるのは大変。
講義時間終了後も続く議論!
普段あまり交流のない他専攻の学生同士でグループワークをしていますが、実は今週ちょっと感心したことが。
講義時間が終了してもグループ討議は終わらず、学生たちの自主的な議論の場が続きました。夕方やっている講義なので、5時を回るとこの時期は外は真っ暗なのですが、結局議論が終わったのは午後6時30分すぎ。
こういう議論に参加するのは大歓迎ですが、どうやったら自主的にアクティブなグループワークになっていくのか。
普段から、そういうことをいろいろと考えていますが、あまり過度に授業デザインしすぎても自主性は生まれてこないのではないかと感じた瞬間でした。
人の学習や自主性、モチベーションなどというのはやはり複雑です。そんなに簡単にはメカニズムは解明されないですよね。だから面白いのかと。