ネットを見ていたら、「大怪獣のあとしまつ」という映画のPRが流れてきました。ガンダムとかマクロスとかの世代になると、戦った後の街の様子などが描かれるようになりましたが、それまでのヒーロー戦隊ものは基本戦うところで話が終わり、そのあと、巨大怪獣がどうなったかなんて描かれることはなかったはず。
最近、このように、面白い着眼点の作品を目にします。
それはそれで、楽しいですし、なるほどね、、、と思えます。私もこの映画、とても見てみたいと思いました。
一方で、頭をよぎったのは、これって、怪獣だけじゃないよね、ってこと。
後始末が大変なのはプロジェクトも同じ
会社などで大きく打ち上げられたプロジェクトや仕組みなどが、どうしようもなくなり、この後始末どうするの?っていう時。そういうシーンに出くわす方々も多いのではないかと思いました。
特に、華々しく打ち上げられたプロジェクトほど、その企画者やプロジェクトリーダーは持ち上げられ、評価され、目立つ存在になりますが、一方で、それらが数年後(早いと数か月後?)、立ち行かなくなり、その当時の企画者は出世してもういない、なんて状況で、プロジェクトをたたまなければいけない状況に出くわした方々も少なからずいるのではないかと思った次第。
大学教員だけでなく、経営関連の仕事も長年やってますが、私がかかわってきた案件はそういうのが多いです。打ち上げられたプロジェクト、華々しかったけど、いまはお荷物。どうやってスリム化して整理したらいいですか?という相談案件が多いこと。。。
後始末する人に光を当てて欲しい
どんな分野でも後始末は大変です。打ち上げた花火が大きいほどそうですね。後始末は誰にも注目されず、目立たず、評価もされず、でも必ず必要。
個人的には、どんなプロジェクトでも出口戦略を考えておくことは必須だと思っています。いつかは仕事やプロジェクトも終わる。それが発展的に解消されることもあれば、うまくいかずに変更を余儀なくされて終わることも。
この映画の広告を見た時、そんなことばかりが頭をよぎったのは、コンサルタントとしてひねくれすぎなのでしょうか?それとも、そういうところも社会風刺している映画なのか。
ますます映画を見てみたくなりました。