教育環境の進化、あれから1年「これ当たり前だよね」が理想です。

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ちょうど1年前の2020年4月22日、大学の長期休校にともない、どうやって授業を組み立てていくかということで、PowerPointを活用した授業動画作成の記事を公開しました。

この記事は、その後、多くの方々にシェアしていただき、最終的には書籍として広く知っていただく機会を得ました。本当にありがとうございます。そして、困っている皆様のお役に立てたこと、本当にうれしく思います。

 

あれから1年 – どれだけ進化したかな?

自分の想いとしては、どのような環境であっても教育を継続するために、そして、教育環境も新しいステージへ、代替措置としてのオンラインではなく、教育効果を高めるためのオンラインの活用へ、ということです。

DXという言葉も最近やたら耳にしますが、大学もこの1年でオンライン環境が進みました。しかし「デジタル化が絶対です!」と言いたいわけではなく、我々がこれまで教育に、黒板からプロジェクター、パソコンを導入して様々なツールのバラエティーを持つようになってきたように、今後も継続的に多様な学習環境、学習手段を持たないといけないと思うのです。

教育環境を絶えず進化させていくということが必要だと思いますし、教員側もそれを提供する環境づくりをしていくことが、これからの時代には必須となると思います。

新型コロナの影響が、ちょうど1年前と同じような状況になっているように感じる今、その当時を振り返って、我々は1年間どれくらい教育環境の進化に取り組んできただろうか?と自問自答しています。自分の反省点なども含めて、今後の展開を考えていきたいと思いながらこのブログを書いています。

 

新しくなるのは言葉だけ? – DX

願わくば、授業動画を紹介した1年前の記事が、「わ~、古っ!こんなのあたりまえじゃん!」ってなっていることが理想ですが、日本の教育環境はどれくらい進化できているのか?

今からちょうど20年ほど前に、某行政機関でIT推進、デジタルなんとか、e-Japan戦略…なんていうのをやっていましたが、最近はやりの「DX」を見ていて、進化しているのは言葉だけだな、、、と少し寂しくもなりましたが。

同じようなコンセプトが言葉だけ替えて新しそうに再登場するというのは、どの分野でもいつの時代でも繰り返されることだと、最後はちょっと皮肉っぽく、かつ、自戒の念も込めて、現時点の思いを書き綴ってみました。

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