最近、テレビCMで大活躍の昔話の主人公。
桃太郎や金太郎、浦島太郎やかぐや姫が大活躍ですが、、、^^
浦島太郎のお話の中で、竜宮城にいった彼は戻るときに乙姫様に玉手箱をもらいます。ただし、その玉手箱を決して開けてはいけないといわれた浦島太郎。最終的にはそれを開けてしまいおじいさんに・・・
また、つるの恩返しでも、自分の羽をつかって美しい織物をつくっていた鶴を、「決して見ないでください」と言われていたのに見てしまった。
これらは昔話でよく登場するシナリオですが、人間だれしも「開けてはいけない」とか「見てはいけない」と言われると、急に「開けたい!」「見たい!」という欲求が高まります。
そういう効果のことを心理学では「カリギュラ効果」と言うそうです。
ネットの口コミではカリギュラ効果が流行中?
その語源は1980年代にアメリカ・ボストンであまりに過激な内容なために上映禁止になった映画「カリギュラ」だそうで、一度上映禁止になったが故に、世間で話題となり、その後大勢がその映画を見ることに・・・というエピソードから名づけられたと言われています。
最近もネットなどのバイラルマーケティング(ネット上での口コミによる宣伝)で、「これをクリックしてはいけません!」とか「開けてはいけません!」というフレーズをSNS上で流行らせて、話題づくりをする手法が後を絶ちませんが、これも一種のカリギュラ効果。
冷静に考えると、決して見てはいけない!なんてつぶやくなら、公開したりSNSに書き込まなければいいわけで、見て欲しいというのがそういうつぶやきの本音です。
そう考えると、「これをクリックするな!」とか「見ないで!」なんていう情報が流れてきたら、「これは宣伝だな・・・」ということになりそうです。
友人に「ねぇ、知ってる?」なんて聞かれたら、
「あ、それカリギュラ効果を狙った新手の広告でしょ?」
なんて冷静に返せると、かっこいいかもしれないですね。
まぁ、学生に「勉強してはいけません!」なんていうと、本当に勉強しなくなるので、このカリギュラ効果はどんなときにも効果があるわけではなさそうですが^^;