すぐ役に立つ知識は、すぐに役立たなくなる

最近、大学で授業をしているとお説教したくなる衝動にかられることが多くなってきましたが、歳をとったからでしょうか。。。

 

最近の学生は・・・とか言い出すと、本当に自分が若くないことを認めているようでさみしくもありますが、でも書きます(笑)

 

以前から、考える力、想像力、コミュニケーション能力などの重要性が盛んに叫ばれ、だからこそ詰め込み教育から「ゆとり」教育へ・・・と、シフトしたはずだったのですが、「ゆとり」の意味が違う方向に行ってしまった部分もあるようで、、、短期的な解答を求める学生が増えてきたように感じます。

 

今すぐに役立つ知識、目の前の問題がとりあえずクリアできればOKという、短期的(短絡的ともいう)な思考でその解を求めようとする姿勢です。

 

例えば、この授業って何の資格の役に立つんですか?とか、これって就職に意味あるんですか?という具合。意義ある社会活動でも単位にならなければ参加しない、、というような合理性を追求する学生も。

 

これらはこれで、いろんな考えの学生がいるなら、多様性があっていいと思いますが、そういう学生ばかりでも困ります。

 

先日読んだある方のブログでも、リベラルアーツの大事さが語られていましたが、教養を身につける意味は、そんなに短期的なものを求めてではないはず。大学の研究者でさえ、長期的な社会活動に対して、こんなのは研究じゃないとおっしゃる方もいるようで、、、なかなか難しい時代になってきたと感じます。

今日はあまりにも天気がよかったので、授業の一環として「ある目的」をもって学生たちと外に出てみました。大きな河川と堤防沿いにある大学なので、堤防からは福井市内が一望できます。

 

教室にもどって、学生たちには

 

すぐに役立つ知識は、おそらく、すぐに役立たなくなるものがほとんどだ

 

ということを伝えました。

 

今を大切にすること。そして、同時に、長期的な視野を身につけてもらいたいと思います。

 

教育って難しいと感じた1日でした。

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