これまでパワーポイントを活用してオンライン授業動画の作成方法をご紹介してきましたが、多くの大学、中学・高校ではYouTubeに授業動画をアップロードして授業配信しているケースが多いと思います。
その場合、YouTubeの新しい機能として、チャプターを挿入する方法をご紹介したいと思います(今回の動画もパワーポイントのみで作成しています)。
動画にチャプターを挿入・分割するとは?
解説動画の中でも述べていますが、チャプターとは、1つの動画をいくつかに分割して、本の章のように目次を作成するような機能です。DVDなどでもチャプター機能があるので、それを思い出してもらうとわかりやすいと思います。
YouTubeではこれまでも、動画の説明欄に指定時間の場所にジャンプする機能がありましたが、今回のこの方法では、動画の画面下、進行状況バーがチャプターごとに分割されて、指定のタイトルが表示されるので、視聴者が動画の特定箇所を探しやすくなります。
授業動画のような場合、この場所を何度も見て欲しい、ここで説明をしている!といった場所があると思います。そのような場合、チャプターを入れておくことで、学生などがその箇所にアクセスしやすくなります。
動画作成者としては、全ての箇所をくまなく見て欲しいというのが正直な感想だと思いますし、もしかすると、学生が飛ばしながら見るのではないのか?授業は最初から最後まで集中して聞くものだ!と思われる方もいると思います。
ですが、動画化された授業、かつ、オンデマンドであれば、指定の箇所を理解できるまで何度も見てもらうというメリットも大きいと思うのです。
やり方は動画の中でも触れていますが、簡単で、YouTube Studioの各動画の設定画面(詳細)にある「説明」の場所に指定の時間とタイトルをリスト形式で書くだけです。
ポイントは、「00:00 タイトル」のように、0分0秒からスタートするリストを作ること。3つ以上のチャプターを指定すること、各チャプターの長さは10秒以上になることなどの条件がありますが、逆に、たったこれだけの設定で、画面下にチャプターの機能を付けることが可能になります。
ぜひお試しください!!