ここ最近、すっかりとパワーポイント職人になってますが、今回ご紹介したいのは、画像(図形)の自由な形の切り抜きです。
パワーポイントは基本的に文字をメインに授業では使ってきました。いわゆる板書の替わり。ですが、遠隔授業(オンライン授業)が進んでくると、文字ばかりならレジュメを配布するか、教科書や参考書を見ればいい。動画は必要ないということにも。そういう意味で、オンライン授業での動画で見せるスライドは、板書とは役割が変わってくると思うのです。
ちょっとした画像や図形の工夫で学生(生徒)に見せたい!というときに、画像(写真)を自由な形にハサミで切るように切り抜けたら、授業で使える幅が広がるのに・・・。画像の変形や切り抜きといえば、高価な画像処理ソフトを使わないと、、、と思われがちですが、パワーポイントでも自由な形に簡単に切り抜けます(もちろん、専用ソフトほど精密ではないですが)。そのような機能を簡単に紹介してみました。(下の動画をクリック、タップでご覧ください。相変わらず動画クオリティは低いままです。)
※動画の中で「最新のパワーポイントでは…」と言っていますが、Office2013 / 2016のパワーポイントでも可能です。
詳細は動画を見ていただければと思いますが、具体的には以下の手順です。
パワポの画像(図形)が切り抜かれる原理
パワーポイントは2つの図形(画像)を重ねた時に、「図形の書式」から「図形の結合」を選ぶことで、次の5つの方法で画像の切り抜きを行います。
- 重なった2つの図形(画像)を「結合」する機能
- 重なっている部分だけを切り取って2つの図形(画像)を結合する「型抜き/合成」
- 重なっている2つの図形をそれぞれのパーツに切り離す「切り出し」
- 2つの図形(画像)が重なっている部分だけを残して切り取る「重なり抽出」
- 重ねられた部分だけを切り取る「単純型抜き」
切り抜きたい図形(画像)と、その型になる図形を選択(2つを同時に重ねて選択)し、どのように切り取るかを上の5つのパターンから選択するのですが、その重ねる図形を切り取りたい形にすれば、重ねられた下の画像がその形で切り抜かれます。
例えば、ここに添付した図1のように、2つの図形を重ねて、「切り出し」を選択すると、図2のように重なった部分も別の独立した図形として切り出せます。
これを応用して画像の切り抜きを実施するのです。
美術作品を作成するのであれば、動画のときと同様に、専用の画像処理ソフトを使えばいいと思いますが、授業で手間をかけず日々の仕事として教材を作っていくのであれば、パワーポイントの中でこのような切り抜き作業ができるのはかなり効率的!
私も、これを知ってから、目からうろこでした!
パワーポイントはもう20年以上使っていますが、その進化に驚くばかりです。
授業での活用!図形を切って、貼って自由に作ろう!
図形の結合(接合、型抜き・合成、切り出し、重なり抽出、単純型抜き)の違いを徹底チェック
切り取らずに、背景を透明にして消す方法
この方法意外に、画像の背景を透明化して消してしまう方法があります。それについては、次の記事「パワーポイントで人物や画像の背景を簡単に消す・透明にする方法(リンク)」をご覧ください。
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