先日、福井市の公民館主事さんたちの研修会によんでいただきました。
今年は1月に福井県公民館連合の講演にお邪魔して以来、何度か公的施設でお話をさせていただく機会をいただきました。こうやって声をかけていただけるのはありがたいことだと思います。
テーマは「情報発信」「イベント・企画等での集客」といったものが主なのですが、どこの公民館も集客に苦労されているそうです。そこで今回のお題を「行列ができる?公民館講座の作り方」として、マーケティングの考え方について考えてみるという演習を取り入れました。
公的機関でマーケティング?というところがポイントだと思うのですが、結局「誰のための」「どんなイベント・企画」をするのか?ということを明確にするということに尽きます。
みんなのため、って言うときの皆って誰?
一般的なビジネスを考えたときに、その商品・サービスが「誰のため」か明確になっていなければ、そもそも売れていきません。公の施設やイベントを企画するときも同じです。公的機関だと、ついつい「すべての住民のため、広くあまねく・・・」というのを掲げてしまいますが、「みんなのための・・・」という場合「誰のためでもない」ということが多いのも事実。
そして、ただ漠然と議論しても具体的にどうすべきか見えてきません。そこで、実際に各公民館で使っているイベント広報用のチラシを題材に、どのように改善すると伝わるのか、という視点で議論をしていきました。
マーケティングの基礎を簡単に学んでから改善策のためのワークショップをしたわけですが、みなさん飲みこみが早く、あっという間に名コピーライターが大勢誕生!これなら内容もよくわかるし、行ってみたくなるよね、という講座が沢山できました!
時間はあっという間に過ぎ、呼んでいただいた私も一緒に楽しんでしまった講演会&ワークショップとなりました。みなさんありがとうございました!