ミスドから見える駅前活性化のマーケティング戦略

 

先日、用事があって平日の午前中にJR福井駅前に行きました。

 

JR福井駅周辺は地方都市とはいえ中心市街地。車を停めるにも当たり前ですが駐車場代がかかります。なので、自然と時間を考えて効率的に行動するようになるのですが、少し空き時間があったので、時間をつぶすためにミスタードーナツへ。

 

私の前でドーナツとコーヒーの注文をしていたご年配のご婦人。コーヒー通です!というような口調で「私はアメリカンね。」

 

ミスタードーナツのメニューにはアメリカンはありません(2015年現在、公式メニュー情報では「ミスドオリジナルローストコーヒー)。ご婦人は「お湯でわってくれればいいから」と伝えていましたが、戸惑う店員さんに、慣れたベテランの方の店員さん(といってもおそらく20代)が、お茶のメニュー用のポットにお湯を入れて差し出します。コーヒーをお湯で割れるようにしてアメリカン。なるほど、JR福井駅前のミスタードーナツはなかなか臨機応変だな・・・と眺めていました。

 

 

入店して気が付くのは客層

 

misdo20150518店舗内には20人ほどのお客さんがいたのですが、14~15人がおそらくご年配の主婦層。2~3人のグループでお茶をしておしゃべりしています。もちろん先ほどのアメリカンを注文されたご婦人も。

 

私の勝手なイメージでは、ミスタードーナツといえば若者の店。平日の午前10時前後といえば駅前商店街がオープンする時間帯。若者は郊外にある大型ショッピングモールへ。ご年配の方々は駅前商店街へ。

 

ここのミスタードーナツはスマイルバスというコミュニティバスの停車場の目の前ということもあり、車を使わなくてもアクセスに便利であること。バスの待ち時間にもちょうどいいロケーションであることも一因としてあると思いますが、おそらく、ご年配のご婦人方が若かった時代は郊外・・・ではなく、やはり彼女たちは昔から駅前商店街だと思うのです。

 

今の若者・お母さん世代は昔から、物心ついたころから車に乗せられてショッピングセンターへ。行動パターンというのはある意味埋め込まれたもので、この動きを変えるというのは一筋縄ではいかない気がします。

 

結局、今の駅前商店街というビジネスモデルは、ご年配者向け(世代)のビジネスモデルであり、コミュニティであり、若者は「よそ者」なのだと。よく、若者を呼び込めとか、若者向けのサービスを、と言われますが、マーケットに若者がいない場合、マーケティングの王道としては、そこにいるお客さんのニーズに合わせて・・・というのが正解。

 

強力な新規顧客誘導作戦なしに、商品の魅力を・・・とだけうたって若者向けサービスを展開したところで、若者の消費行動がそこにマッチしていなければお客は来ない。

 

先日、地元の新聞社のまちなか施設のオープニングプレイベントに行ってきました。そこでも、「ターゲットは若者!」しかし、集まっていたプレイベントの参加者が40~50代がほとんどであったことにちょっとした不安を覚えましたが・・・今後のまちづくりの変化に期待したいですね。

 

公式ページによると、少なくとも2003年ごろまではアメリカンコーヒーがメニューにあったようです

 

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