昨年12月に支援活動のお手伝いのためネパールに行ってきました。
ネパールといえば、仏教が始まった場所。
そして、世界最高峰であるエベレストがある場所でもあります。
その行程ではいろんな出来事がありましたが、異動中や滞在先で見せるヒマラヤ山脈の美しさに魅了されるばかりのネパール滞在。
そして、帰国後、今度は台湾からアメリカ留学時代の友人を福井に迎える機会を得ました。1月末の日本列島は全国的に冬型の気圧配置。福井も吹雪で雪で景色が見れず、雪が降らない台湾からの友人には喜んでもらえたような気がしていますが、晴れた雪山を見せられなかったのが悔やまれます。
その時に自分が発した言葉
「晴れてたらヒマラヤ山脈みたいにきれいな雪山が見えるんだけどね・・・」
普段は意識することもなく日常を過ごしてしまい、自分の背景に溶け込んでしまっている景色ですが、ここ福井は白山連峰が美しく見える場所でもあります。実は白山の山頂はお隣石川県にあるのですが、その周りを取り囲む山々、そして白山そのものはここ越前・福井からの方がはるかに雄大に美しく見るのです。
友人に送った写真がこれ。(クリックすると拡大できます。)
ネパールのヒマラヤ山脈も美しかったですが、福井から見える山々も負けていません。
自分が「あたりまえ」と思ってしまうと、そのものの魅力が見えにくくなってくるようです。
そのためには、ちょっとだけ離れて物事をとらえることも大事。
そういうのを実感した出来事でした。
「あたりまえ」の反対語は「ありがたい」
「あたりまえ」とはそれがあって当然という様子を表す言葉。
一方でありがたいは漢字で「有難し」と書き、めったにないレアな様子を表すからこそ感謝の意味になります。
この言葉が表すように、われわれはその存在が当然と思ってしまうと感謝することを忘れてしまいがちになることを実感しました。