相手に伝わるシンプルなプレゼンの法則

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写真は9月に実施したセミナー

写真は9月に実施したセミナー

昨日、福井商工会議所にてプレゼンテーションのセミナーをさせていただきました。当初、30名の定員だったのですが、定員を超える40名近くの方々の受講となりました。
大勢の方に受講いただきありがとうございます。

 

前回9月にも同様のプレゼンのセミナーを実施しているのですが、主たる目的はその後に控えている合同プレス発表会のための勉強会。そこに、それ以外の会員企業の方々も参加してのセミナーという形態なのです。

 

私は「プレゼンの講師をします!」と看板を掲げて精力的に活動してませんし、書籍を書いて名前が売れているわけでもないのですが、ありがたいことにあちこちでセミナーに呼んでいただく機会が増えました。特に最近では大人数で短時間(1時間半~2時間まで)というパターンが多くなってきたのですが、大人数のセミナーの場合、どうしても基礎的な話、一般的な話までしか触れることが出来ず、参加者全員の要望に手が届くような講座設計ができないのが難しいところ(講演会的になりがち)

 

理想としては、特定目的のプレゼンのために集まった10人までの少人数が1日~2日ほどかけてじっくりと研修を進める、といったスタイルの講習が非常に効果的であり、参加者のニーズにも丁寧にこたえることができるのですが、このあたりは、依頼者様との兼ね合いもありジレンマでもあります(少人数がいいのはどんなセミナーでも同じですが)

 

ただ、何度も書きますが、こうやってよんでいただけるのは本当にありがたいこと。
講習をしている身で恐縮ですが、私自身が多くの学びを頂いています。
そういう部分を共有したいと思い、昨日のまとめのスライドをPreziというプレゼンツールで作りましたので、もしよければぜひ!(左右の矢印をクリックしてプレゼンを進めます。うまく見れない方はこちらをクリック「Prezi:プレゼン」

 

プレゼンテーションを上手にするための方程式は?

福井商工会議所にて

福井商工会議所にて

結論から言うならば、プレゼンを上手にするために共通した答えは「準備
これにつきます。これ以外に何かあるかと聞かれたら、他に共通するものは見当たりません。

 

一言でプレゼンといっても、人それぞれでプレゼンの場所、内容、相手が変わってきます。その目的に応じた最適化があり、その場面や参加者に応じた内容があるため、画一的に語るのが難しいのがプレゼンだと思っています。ただ共通しているのは、月並みですが、上手なプレゼンの陰には必ずしっかりとした「準備」があるということ。

 

もちろん、人前で話をするというスキルも伴うので、得手不得手があり、上手下手も見えますが、準備の差が圧倒的に出来不出来を左右するのは間違いありません。自分自身でも準備が不十分だと消化不要になることがあるので、この「準備」をどうやってマネジメントするかがプレゼン成功のカギになりそうです。

 

「おもいやりプレゼンテーション」

「準備」に加えて、最近はプレゼンテーションのお話をするときに必ず強調するのが、相手を思いやること。プレゼンは一人ではできません。それを聴いてくれる相手があってのもの。

 

プレゼンというとどうしても「私が、私が、、、」と自己主張に陥ったり、自分の考えを相手に伝えたいがあまり、おしつけになってしまうことも。自分のプレゼンを振り返ると自己満足プレゼンテーションになっていることも多いのではありませんか?

 

ですが、プレゼンは相手あってのこと。

 

自分の意見を押し付けるのではなく、相手の気持ちを引き出すのがプレゼンだと思うのです。

ですから、上手な方のプレゼンには必ず伝えたい相手への思いが見えます。
自分中心のプレゼンではなく、相手(聞き手)中心のプレゼンにシフトしているはず。

 

プレゼンはプレゼント!なんていう言葉も昔から言われますが、プレゼントを選ぶ時も相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら商品を選びませんか?プレゼンを自分中心から相手本位に切り替えることもプレゼン成功への秘訣だったりします。

 

スライドには頼らないプレゼンへ

セミナーで「準備」同様にお話をさせていただくのは、プレゼンをするのは自分でありスライドではないということ。なので、聞き手の注意をスライドにではなくプレゼンターに向けさせて欲しいとお伝えしています。

 

例えば、スライドを表示するときには、部屋のライトを暗くする方も多いですが、ライトを消さずに明るい状態でプレゼンターが見えるようにお願いしています。そうしないと、プレゼンしている人の表情や思いがうまく伝わらないと考えるからです。

 

スライドには文字は詰め込まず、必要最低限でシンプルに。

毎回、スライドには頼らないプレゼンを目指しましょう!ということをお話させていただいています。今回のセミナーで反省すべきは、依頼者様から「スライドも活用して」というお話だったので、スライドを使い倒したテクニカルなプレゼン技術を期待されていた方もいたかもしれないということ。ここは事前に主催者側と話を詰めて、お伝えしておくべきだったと反省すること多々ありました。

 

人間、いろんなことをしていくうちに慣れも出てきますし、慢心することも。
ただ、そうなってしまうと、いいものは生まれてきません。慢心あるところに学びも進歩もないと思います。最近自分自身を振り返ると、成長のための学びがおろそかになっている気がします。

 

自分でまとめのスライドを作っていて、いい振り返りとなりました。
昨日のプレゼンに感謝・・・ですね。

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