先日、家族で福井市南部にある文殊山に登ってきました。
標高365メートル、福井市方面から大文殊といわれる山頂に向けて1時間ちょっとで登れる初心者向けの山です。
ここから福井市街地方面の景色を写真に撮ってFacebookにアップしたのですが、「福井が都会に見える・・・」というコメントをいただきました。確かに普段生活している場所を違うところから眺めてみるというのは新鮮です。
下の写真が文殊山の山頂から望遠で撮影した福井中心市街地の様子。
福井もビルがたくさん立ち並び、ゴチャゴチャした印象です。普段、市街地を歩いていてもさみしいよね、、、という印象とは全く逆のイメージの景色が飛び込んできます。
普段そうだと思っていることも、少しだけ距離を置いて客観的に眺めてみることで、自分の状況がまた違って見えてくるというのはよく言われること。そういえば、1年ほど前のブログにもアナ雪の「Let it go」の歌詞でそういう翻訳の記事を書いたことを思い出しました。
井の中の蛙は大海を知って、自分も知った
昔のことわざに、「井の中の蛙大海を知らず。」というのがありますが、外の世界にでてよく見えるようになるのは実は自分自身のことなのかもしれないと思いました。
自分自身を振り返ってみても、大学進学のために県外に出たときは、福井のことを客観的にみる目が養われた気がします。さらに、アメリカで暮らしていた時も、日本というのが今まで自分が知っていた、または、教えられてきた日本像とは違って見えるように。
そういえば、写真を少し加工するとオモチャのようにも見えます。オモチャではないですが、写真にかかったフィルターは自分の頭の中でもフィルター処理されてオモチャのように見える。目の錯覚というのはそういうことなのだと。
モノの見え方を決めているのはその対象となるモノの表面だけでなく、自分自身でもあるのだということを思いました。面白いですね。