週末はまる1日、JR福井駅前の施設ハピリンにいました。福井発!ビジネスプランコンテストのファイナリストとして学生たちと一緒にプレゼンに参加するためです。
結果は念願の一般部門でのグランプリ。
以前にもご紹介したスマホによる非接触おみくじを全国展開できるようなビジネスプランに発展!という内容でした。
プラン作成ご協力いただいた皆様、実証実験を一緒に行ってきた足羽神社の皆様、ありがとうございました。(記事の抜粋は福井新聞)
今回、一般部門に応募したプラン名は「おみくりん」
新型コロナのオミクロンに名前がそっくりですが、提案した当時はまだデルタ株が騒がれていたころ。
非接触でクリーンなおみくじで「おみくりん」だったので、その後、なぜかいくつかのギリシア文字を飛ばして「オミクロン」が出てきたときは我々も驚きでした。
生涯現役 vs 若者の活躍
このスマホ非接触おみくじシステムは、研究室案件ということもあり、一般部門で応募したのですが、もともと学生だけでプラン発表する予定だったのです。いろんな紆余曲折があり、私もプレゼンに登壇することに。普段プレゼン指導とかを商工会議所とかでしているので、ちょっと迷いもありましたが、学生たちと一緒に楽しく取り組めたことは結果的によかったと思います。
指導者側じゃないの?っていろいろ言われそうですが、生涯現役を続けているサッカーの三浦選手や、最近まで現役で活躍していたイチロー選手など、尊敬すべき方々を頭に思い浮かべながら、、、学生たちと一緒に活動できたのは幸せなことだと思います。
私みたいなのが、のこのこと出てきてプレゼンに登壇すると、若者のチャンスを奪ってしまっているのではないか、、、という葛藤もありました。
私の研究室の学生たちのように、やる気のある若い優秀な人たちには、どんどんと活躍の場ができて、広く認められて行って欲しいという思いもあります。
ですが、一緒に活動する、モデルを見せるというのも大事な役割かと思い、であれば一緒に楽しもうとう気持ちに。だからこそ、かなり変わったスタイルのプレゼン手法を展開してみました。
紙のタブレット「KAMIタブ」も企業賞を受賞!
彼女たちは、紙でできたタブレットという別なビジネスプランも学生部門でファイナリストに残っていて、プレゼン準備を2つ同時進行で実施というのは、なかなか大変だったと思います。
もちろん、紙のタブレット(KAMIタブ)も、机上の空論ではなく、いくつかの試作を重ねています。こちらは、7月に中山商事の中山社長はじめ、アジア紙加工研究会の皆さんと議論させていただいた紙プロジェクトで出てきた提案製品の実現化への取組みでした。
こちらも、企業賞をいただけました。中山商事の中山社長、ありがとうございます!
この1年間、コロナ禍でも頑張ってきた最後のご褒美ということで、学生たちのいい思い出になったのではないかと思います。
このおみくじプラン、今後どのように発展させていくかという大きな課題はありますが、残された時間で学生たちと実現に向けた議論を進めていきたいと思います。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。