自分だけのドーナツ、見つかるかな? – 常に新しいことを学ぶ大切さ

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トヨタイムズのYouTube動画を2~3見てみました。きっかけは、トヨタの株主総会での豊田章男社長の質疑応答の中での「ロバと老夫婦の話」によるマスコミに対する意見。

 

このロバと老夫婦の話は、ツイッターをはじめ、いろんなところで繰り返し見かけることがあるので、ご存知の方も多いと思います。二人の老夫婦、ロバを連れて歩いていると、「どうして乗らないのか?」と非難され、夫の方が乗ると、「妻がかわいそうだ」と非難され、妻の方が乗ると、「夫は妻に頭があがらない」と非難され、二人で乗ると「ロバがかわいそう」と非難される。このようなお話。

 

要するに、マスコミ、マスメディアが自分達の報道したいように報道する、という姿勢に苦言を呈するために使った物語だと思います。こうやって、インターネットが発達し、自分たちで情報発信できる時代になった今、マスコミのあり方も今後大きく変わっていくと思いますし、企業も自分たちの意思がしっかりと伝わらなければ、オウンドメディアで情報発信を始める時代が来ました。が、今回ご紹介したいのは、その記事ではなく、その関連で見ていた、豊田章男社長の米国バブソン大学卒業式でのスピーチです。

 

常に新しいことを学ぼう

豊田社長は1980年代にバブソンのビジネススクールに入学してMBAを取得して、米国の金融機関に勤務した経験も持つそうですね。卒業式でのゲストスピーチと言えば、スタンフォード大学のスティーブジョブスや、ハーバード大学のマーク・ザッカーバーグなどが有名ですが、日本企業の日本人がこうやって卒業式のゲストスピーカーとして呼ばれるというのは名誉なことでもあり、かつ、世界のトヨタなのだと思いました。

 

スピーチの中盤で、豊田社長は、社長就任時に、「運転の仕方もかわらない人に、ああだこうだ言われては困る」ということで、52歳でマスタードライバーの訓練にチャレンジしたそうです。私は車はあまり詳しくないのですが、マスタードライバーとは、車の乗り心地などをテストする最上位に位置するドライバーとのこと。

 

その目的は、「車の正しい運転の仕方を学び、エンジニアたちとコミュニケーションするため」だそうです。創業者一族の3代目として遅れて入社し、そして、社長になったというと、ある意味、実力もないのに家業だからトップに就いたんでしょ?って思われがち。そういう負い目のようなものもあってかもしれませんが、トヨタの今の成功は、モノづくりだけでなく、組織を上手につくってきた成果だと感じました。

 

自分も今から15~20年ほど前、某お役所で行政の情報化に関する仕事をしていました。その時、自分の周りには大勢のITエンジニアの方々がいましたが、彼らと対等にコミュニケーションを図れるように、自分も情報系の国家試験(システム監査技術者、システムアナリスト等)にチャレンジしたことを思い出しました。私は、行政側で管理・発注する立場でしたが、エンジニアさんたちと同じ国家試験にパスすると、彼らの見る目やコミュニケーションのあり方も変わったと思います。

 

いくつになっても学ぶことはできるし、社長曰く、「生徒というのは、いつだって最高の仕事」だそうです。

 

そして、この記事のタイトル「ドーナツ」の意味が分かると思います。

 

自分も、サラリーマンを辞めて、自分で仕事を始めて10年以上たちました。今、自分を振り返ってみると、新しいことにチャレンジしているだろうか?また、学んでいるだろうか?と問いかけると、なかなか厳しいですよね。また、今は大学教員もしているわけで、学んでいる学生たちに影響を与えることができる存在になれているだろうか?と自問自答してみました。

 

それにしても、アメリカの卒業式、見てるととても懐かしいし、日本とは違って独特の雰囲気です。久しぶりに、新しいことに挑戦しないと!という気持ちになりました。もし興味あれば、下記のトヨタイムズから!(トヨタの宣伝ではありません^^!)

豊田社長のスピーチは、大学の後期のビジネス系の教材にも使えそうだな、、、と思いました。

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