高志高校の超グローバルな活動に期待しています!

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先週の土曜日、福井県立高志高等学校へ課題研究ワークショップの講師としてお邪魔してきました。

 

この高志高校(「こし」と読みます。)、福井県で初めてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたことでも知られていますが、昨年度からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定も受けて、これからの国際化社会を見据えた教育を実践しています。

 

SGHの指定を受けている高校は福井県内では高志高校だけですが、SSHとSGHの両方の指定を受けている高校は全国に15校しかないそうで、地元福井にこういう環境があることは恵まれていると思います。

 

実は今年1月のタイ出張の時も、高志高校のカセサート大学での研修とたまたま日程が重なったため、その様子を半日だけ見学させてもらっていました。そして、今回は私がワークショップ講師としてよんでいただくことに。

 

研究成果を効果的にプレゼンするために

ワークショップのテーマは、「研究成果を効果的にプレゼンするために」ということで、単に発表の仕方だけでなく、研究テーマの絞り方、構成方法、プレゼンで効果的に伝えるためのポイントなどをお話できたかと思います。(PC室でワークショップしてますが、パワポの研修ではないので念のため^^)
koshi20150901
後半は実際に自分たちの研究テーマを再考しよう!ということで、研究の方向性についてスライドに落とし込む過程で「本当にそれで伝わるの?」「本当にそれが研究の目的なの?」というところを追及してもらいました。

 

自分が高校生のころを振り返ると、知識ばかりを詰め込んでいて、勉強の目的など漠然としか考えていなかった時代。今の高校生たちはこういう環境を与えられ、そして自分で切り開いていく力というのを試されています。参加した生徒たちの多くは既に海外研修を経験している者も多く、海外進出した企業の話を聴いたり、現地の文化等について触れ、それらを相互理解するための機会も得ているようで、これからの福井の高校生の未来は明るいな、、、と思った次第。

 

実はこの高志高校、福井県トップクラスの進学校なのですが、超難関大学の合格者数だけを指標に、再び詰め込み教育に舵をきるのではなく、教育の質的転換に上手に対応して、人材を育成するという観点でどうあるべきかをしっかりと考えていると感じました。これらが次の時代に求められていることだと思います。教育は時間がかかるものだけに長期的視点に立たないとその答えは見えてこない気がしますが、高志高校のSGHの取り組みには賛同できるところが多くありました!

 

いずれにせよ、今回は私にとってもそういう教育の現場に立ち会わせてもらえたということで、非常にいい経験をさせてもらえました。お招きいただいた先生方に感謝です。

ありがとうございました。koshi20150902

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