第22回Fレックス研究会 at 福井県立大学
Fレックスでは、教育・学習環境を支援するICTシステムを複数導入していますが、今回の研究会では、授業支援システム(LMS : Learning Management System)と学習者支援システム(ePF : e Portfolio)を取りあげ、その教育実践を報告し、教員同士で意見交換を行いました。
私も今回の研究会では、仁愛大学、仁愛女子短期大学での実践例をお話させていただきました。
使い出したらメリットを感じられずにいられない
私は、このLMSおよびeポートフォリオを使いだして2年ほど経ちますが、大学での授業を組み立てる上で、欠かせないツールになっています。授業準備という意味では、学生・教員双方にメリットが多いツールだと実感。
シラバスやスケジュールの提示だけでなく、課題の提出、ミニテストの実施等、毎回LMS上でかなりのアクティビティを学生たちに課しています。と同時に、学生たちの学習過程も見ることができるので、学生の要望に応じたきめ細やかな対応が割と簡単な手間だけで実現できるのも魅力的です。
そして、そのLMSにeポートフォリオを組み合わせながら連携して利用できるのもFレックスを利用することのメリットの一つ。上手にデザインすれば、学生たちは、これら2つの仕組みを別なものと意識することなく利用することが可能になります。
eポートフォリオに期待される学習効果
ポートフォリオ学習というのは、小学校や中学校でもよく行われていますが、自分の学習をそこに蓄積して、学びを振り返ることの効果は、どのような学習環境においても非常に重要であると思います。
学習、教育の効果をどうやってはかっていくかということは、自分が教えるようになってから本当に悩みが尽きません。毎回このような研究会に参加して、同じような課題を抱えている教員同士が意見交換できるのは本当に実りが多いと思います。