プレゼンを上手にするコツは?
先日、福井高専で大学連携「Fレックス」の学生イベントとして開催されたライトニングトーク会(短いプレゼンを実施する会)に参加してきました。
Fレックスでは定期的にこのLT会を開催しているのですが、今年度は久しぶりの開催。会場となった福井高専の教室は、偶然にも私が4年前に教えていた教室で、かつ、当時教えていた学生さん(現在社会人)も参加してくれて、とても懐かしい気持ちに。
当日の学生さんたちの発表で印象的だったのは、
みんなプレゼンが上手になりたいと思っている、ということ。
確かに人前でカッコよく話ができるのはいいですよね。
実は、このライトニングトーク会(LT会)の前日、鯖江市役所からの依頼で、まちづくり基金事業の申請者のためのプレゼンテーション講習をしていました。仕事で企業や行政等から依頼を受けてプレゼン講習などをさせていただくことも多いのですが、社会人の方々がするプレゼンは最終的に資金獲得のためであったり事業採択のためであったり、仕事に直結するのでかなりシビアな世界。
いずれにせよ、上手なプレゼンには欠かせないものがあります。
それは「相手を思う」こと。
プレゼンというと、どうしても
「自分が、、自分が、、、」と自分の意見を相手に押し付けるようになりがちです。
自分では意識していないかもしれませんが、多くの場合、「私が、私が、、、」と自己主張だけを一方的に押し付ける自己満足プレゼンになっていることが多いのが現実。自分のプレゼンを振り返ってみるとそうではないですか?
ですが、プレゼンというのは相手あってのもの。
伝えたい相手の納得を引き出すものだと思うのです。
ですから、上手な人のプレゼンには必ず伝えたい相手への思いが見えます。自分中心のプレゼンではなく、相手(聞き手)中心のプレゼンへと組み立てがシフトしているはず。
簡単なことですがなかなか出来ることではありません。
少し視点を変えてみると、プレゼンの伝え方も変わってくると思います。
就活でも活用できるプレゼンのコツ
プレゼンとは一見関係なさそうですが、学生さんの就職活動にもそういうことを感じることが最近あります。
大学生の就活だと、最近はエントリーシートの書き方講座や自分自身をプレゼンするための講座などがたくさん開催され、自分を売り込むことが非常に上手になっている感じがしますが、その一方で、以前は重視されていた企業研究がおろそかになっているような気もします。(これは一部の学生さんと話をしていて感じた私の主観ですが・・・)
しかし、自分を売り込む企業(相手)のことをよく知らずに自分を一方的に売り込んだところで、それが相手に伝わるか、、、というと難しいと思います。
2010年度にFレックスで「ラウンドテーブル」という企画をしたのも、そういう部分を考えて、お互いによく知りましょう!という意図があったのですが、なかなか簡単ではないですよね。
ということで、いろいろと脱線しましたが、自分自身が実践できていないので、
自分に言い聞かせる意味も込めて、いろいろと思ったことを書いてみました。