整理することから始めよう!
先日のブログでドラッカーがあまり好きではないと書きながら、引き続きドラッカーの話題で恐縮ですが、読み始めた本には1月1日から12月31日の366日分の金言が書かれています。
そして、読み始めて気がつくのは、
「捨てる」というような意味のキーワードが1月に多数でてくること。ビジネスの世界では、収益を出さないものを持ち続けるコストというのは膨大です。ですから、整理して捨てていきましょう!ということかと。具体的には、埋没費用(Sunk Cost)がその筆頭に上がってきそうですね。
その一方で、なかなか捨てられないのも人間。
最近だと、断捨離という言葉もはやりですが、まさに、不要なものを捨てて前に進んでいく必要がありそうです。
abandonment - 捨てる表現の英語
最初に出てくるのが「abandon」という単語。
Freeの辞書、Dictionary.comで確認すると、
- to leave completely and finally
- to give up
- discontinue
- withdraw from
というように、捨てる、やめるといった意味が列挙されています。そして、その後、毎日同じ意味で違う単語や熟語が使われています。具体的には下記の単語ですが、全て「捨てる」というような意味の単語・熟語です。
- abandon
- abandonment
- slough off
- do away with
ちょっとややこしい「substitute」の使い方
1月10日のページに「Management as the Alternative to Tyranny」という言葉が掲載されています。
この解説には、代替する、置き換わるという意味の「substitute」という単語が何度か登場します。この単語も使い方がちょっと難しい単語のひとつ。
A substitutes for B
と書いて、AがBの代わりとなる。または、
C substitutes A for B
と書いて、Cは、AをBの代わりとする。
というような意味になります。自動詞となるか他動詞となるかで語順が微妙に違いますが、上記の例では、どちらもAがBに取って代わるという意味です。 書籍の内容にはあまり触れられないと思うのですが、実際の英文を引用程度で示すと、
Tyranny substitutes terror for responsibility.
Tyranny(専制・独裁)により、responsibility(責任)がterror(恐怖)に代わる、というような意味になります。
これらの単語は、受験英語でしか見たことがない!といって使わない単語の筆頭に挙げられそうですが、ビジネスの世界だとそんなこともありません。ビジネスの世界というよりも、社会人としての大人の英語という意味ではこういう語彙も必要だということを再確認できます。
結構勉強になりますね。