世の中にはいろいろな職業がありますが、「コンサルタント」ほど理解してもらいにくい仕事はないと感じています。
そんなことをふと考えたのは、先日の某産業フェアにて、講義をしている大学の大学院生からのこんな言葉。
コンサルタントになるためには?
「私は経営やマーケティングに興味があって、先生のようなコンサルタントになりたいのですが、何をしていったらいいでしょうか?」
要するに、コンサルタントになるための方法が知りたいとのこと。
そこで私が答えた内容は、
「名刺にコンサルタントって書けばコンサルタントになれますよ。」
彼女は一瞬あっけにとられていましたが、、、(^^;
誇張でもなんでもなく、これは事実。
コンサルタントが何で、どんなことをするかは人によって様々な説明がありそうですが、コンサルタントとは日本語に訳せば「相談役」。専門的知識について相談を受けるポジションのことを指す言葉。ですから、どのような分野であってもコンサルタントができる可能性が出てきます。
我々が思い浮かべるのは経営コンサルタントであることが多いと思うのですが、お客さんにアドバイスをするのがメインの仕事なら何でもコンサルタントになり得ます。例えば、お花屋さん。どんなお花を贈ったらいいか迷っているときには、花屋の店員という肩書じゃなく、フラワーコンサルタントに。洋服の店員さんだって、お客さんに似合う服を提案するという意味では、ファッションコンサルタントにすることで職業の持つイメージも変わってきます。
極端に言うなら、病院のお医者さんは健康のコンサルタントだし、学校の先生は教育のコンサルタントなのだと思います。
一般に、経営コンサルタントには海外のMBAホルダーだったり、中小企業診断士の方が多いですが、コンサルタントと名乗るには、医者や弁護士のように国家資格が必要なわけではありません。自分で分野を設定して、コンサルタントと名乗ればコンサルタントになれる自由な職業。
1000円で名刺を作るところからスタート
我こそは!と思う方は自分の分野を考えて、どのコンサルタントになるかを決めたら、あとは名乗るだけ。最近では1000円出せば立派な名刺が作れます。
その後は自分の努力でどこまでそれを継続できるかにかかっているのだと思います。
やっぱり継続は力なり。昔の方の格言は重みがありますね。