オンライン授業が本格的に始まってちょうど1か月たちました。
最初は教員側も戸惑いながらスタートしたオンライン授業ですが、そこはさすが大学。インフラも中学・高校よりも整っていますし、学生の方も大人です。バタバタとスタートしたとしても、1か月たって、新しい授業スタイルとして定着してきた、そんな落ち着きを感じています。
北陸の近隣県(石川、富山)では、対面授業(面接授業)も再開という所もあると聞きますが、福井の大学は全て前期はオンラインのようで、これはこれでいい措置だと思うのです(中途半端じゃない方がいいという学生の意見を非常勤先の某国立大の学生たちからも聞きましたので、学生的にもオンラインでOKなのだと思います)。
しかし、演習活動の一部はどうしてもオンラインですることが厳しく、大学に申請すれば、3密を回避して最低限の時間で学生を登学させてもいいことに。学生からの強い希望もあって、今日、5名の学生がゼミ活動のために大学にやってきました。
久しぶりに顔をあわせて短い時間でしたが、直接会える、対面できるというのはこんなにありがたいことだったのだと実感。
学生の通信環境等を考慮して、私は自分の勤務校ではZoom等を使ったリアルタイムな授業は実施しておらず、ビデオ動画を活用したオンデマンド型(ゼミはZoomも併用しています)。
学生に、
「授業の動画、みてないだろ?」
なんていう意地悪な質問をしたところ、
「先生、何言ってるんですか。私は毎回、ノート取りながら動画みてますよ!」
との予想外の返答が。
オンデマンド型の授業動画をノートを取りながら見てくれているなんていうのは、こうやって雑談しながらでないと見えてこないものですね。学生のことを少し見くびっていたようで、予想外の返事に戸惑い、かつ、感動しました。
短時間でしたが、学生たちと話をし、着実な成長も感じることができました。これら成長も、教育を止めず継続してきたオンライン授業の成果だと思うのです。
オンライン授業での学生の成長を、リアルな対面で実感。
前期の授業もまだ3分の2残っています。
今日学生に会えたことは今後のオンライン授業の大きな励みになりました。
学生の皆さん、がんばりましょう!
(動画は、6月のキャンパスの様子を伝えたくて撮った写真で簡単に作成したものです)