地方創生を考える前に、地方自治体とは何か?

 

先日我が家にとどいた地域の広報誌。

市役所の広報誌でなく、さらに狭いエリアの広報誌です。

 

私は福井県の坂井市というところに住んでいますが、私の住んでいる地区はその中でも「大石地区」と呼ばれています。

 

その理由は、もともとこの地区が「大石村」という自治体であった名残なのですが、現在はこの旧大石村のエリアが小学校区でもあり、まちづくり協議会のエリアでもあります。旧「大石村」は、昭和の大合併により「春江町」になり、平成の大合併により「坂井市」となりました。

 

現在は人口約9万2000人、世帯数約29000世帯と、人口を基準にすれば、福井県では2番目の規模。

 

広報誌で気になったのは、この大石地区の人口。
現在、約4200名、1280世帯が暮らしています。
20150812

一方で、昨年度まで「まちづくり自治委員」をさせていただいていた福井県池田町の人口規模を見ると、人口約2900人、世帯数約1030世帯と、私が住む「大石地区」を大きく下回っています。

 

地方自治法があるから地方自治?

この2つの状況をみて漠然と思ったのは、地方自治って何?ということ。

 

人口が少ないから合併しろとか、地域が活性化していないということを言いたいのではなく、実はまったくその逆です。私たちの住んでいるエリアは多くの方々の活動で成り立っていて、例えば、町内会などでゴミのルールが決まっていたり、用水・排水、道路やその側溝の清掃活動や公園などの花壇整備などを実施したりと、地方自治法に載っていないような活動の集合で成り立っています。

 

一方、中学校や高校では、いわゆる地方自治法で定義されている市町村という行政単位が地方自治の基礎団体だと習い、公的活動はすべて行政機関の仕事だと考えるように、、、

 

地域が活性化していなければそれも行政の仕事?

道路にゴミが落ちていてもそれは行政の仕事、冬に雪が降って歩道の除雪が十分でないときも行政の仕事、というように、サービスを提供する人(行政)、サービスを受ける人(住民)という役割分担で考えてしまうようになってます。特に、人と人とのつながりが希薄になりがちな都心部でその傾向が強いと感じます。

 

地方自治の本来の意味を考えれば、住民はサービスを受ける人ではなく、そのフィールドで活動すべきプレーヤー。

 

地域の活性化はそこの住民自身が動き出さないと生まれてこないということをあらためて思った次第。

 

日本中で地方創生という言葉が飛び交っていますが、
10年後にどう評価されているのだろうか、、、と漠然と考えてみました。

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