梅原司平コンサート、大成功で終了!

市民の心温まる手作りコンサート

先日から何度か、梅原司平さんのコンサートのことについて書いていますが、実は今日がその本番でした。

コンサート最後に梅原さんと市民合唱団、中学校の合唱部とともに「人として」という梅原さんの代表曲の指揮を振らせていただいたのですが、本当に感動で幕を閉じることができました。梅原さんの歌がすばらしかったのはもちろんですが、やはり一番感動的だったのは市民が一丸となった手作りのコンサートが大成功で終わったということ。

私が言うのも変ですが、企画会社やイベント会社が入ってのステージ作りではないので、手作りならではのハプニングや不備な点も正直ちょっとありました。が、朝早くから準備してこられた春江中部まちづくり協議会の方々には本当に頭が下がります。合唱団の人たちにも手作りの夕食まで用意していただき、本当に何から何まで手作りの心温まるコンサートでした。

人としての楽譜:私の指揮者メモがいろいろと・・・

当日は、午前中の仕事を終えて、その足で会場入り。1時から合唱の発声練習でスタートです。会場は午後6時でしたので、それまでの5時間に最終練習、ステージリハーサル、そして、メインの梅原さんと合同でのリハーサルをこなしていきます。

大ホールという大きなステージでスポットライトを浴びて、中学生たちも緊張気味。ステージの熱気で体調を崩す生徒たちもいましたし、普段、PAなどの音響設備で歌いなれていないだけに、みんな戸惑い気味でしたが、練習に梅原さんが加わっただけで、皆の声にツヤが出てくるから不思議なものです。これがプロの方の持つ力なのか・・・梅原さんの歌声には人を元気にする力があるようです。こればかりは一緒に歌わないと体感できないことなのだと思います。

皆の気持ちが一つに - 心あたたまるエピソード

で、リハーサルで、ちょっとしたエピソードがありました。

実は、私たち合唱隊が事前に練習していた曲は、「春江大好き」という我々のオリジナルソングと、梅原さんの「人として」の2曲。最後に「折り鶴」という曲を、会場のお客さんとみんなで歌って締めくくるという部分の連絡が合唱の方にも来ていなくて、ステージリハではこの曲を合唱団が十分に練習できなかったのです。

休み時間返上で折り鶴の練習を!

そこで、ステージリハーサルが終わって楽屋に戻った後、そこからは夕食等の自由時間だったのですが、夕食を早めに切り上げて、合唱隊で「折り鶴」の練習をすることに。すごいな・・・と思ったのは、誰からともなく「練習しましょ!」という雰囲気になり、30分後には全員集合して練習していたこと。

最近は何をするにしても、自発性がなかったり、やらされている感で動いている場面ばかりを見ることが多かっただけに、自発的にみんなが集まり、何かを成し遂げていくことのパワーに圧倒された瞬間でもありました。みんなで作り上げることの喜びというのはアマチュアならではだと、恥ずかしながら感激してました。

出番を待つ合唱団

人が一丸となって取り組んだときのパワーというのは本当にすごいですね。短い時間でしたが、サビの掛け合いの部分もバッチリ練習して、本番のステージでは本当に美しいハーモニーを奏でることができました。

参加している人たちが楽しいと思えるイベントに

このイベントを通して感じたのは、「大事なことは参加している人たちが楽しい!と思えること。」
最近は地域がバラバラで・・・という話をよく聞きますし、特に私の住む春江は新興住宅地が多く、地域のまちづくりに関心がない人が多いなどと言われることが多かったのですが、今日のイベントを見る限りでは、絶対にそんなことはないと思った次第です。合唱部の中学生たちも本当に真剣に取り組んでいて、春江の未来は明るいな・・・と嬉しくなりました。

梅原さんと記念写真!

最後に、スタッフの方々が「人が集まるとすごいことができるね。」と話されていたのが本当に印象的でした。

春江のために歌っていただいた梅原司平さん、ピアニストの鈴木裕子さん、そして、このコンサートを引っ張ってこられた実行委員長の大道さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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コメント(2)

素晴らしいコンサートでしたね。
終盤のジョイント部分では
沢崎さんのタクトが
合唱団の素敵なハーモニーをまとめあげていて、
「これぞまちづくりのための市民参加コンサート」という
効果的な構成だったと思います。

途中、何度も胸が熱くなって、涙がこぼれ落ちました。

梅原さんのコンサートは前にも聴いたことがあったんですけど、
主催者の想いを大事にしてくださるアーティストだなあと
本当に感激しました。

子ども達に聞いてほしいと願った実行委員会の想い。
慣れないチケット売りに奔走したメンバーの皆さんの想い。
「義理」で客席に座ってしまった観客の想い。

手拍子を招き、合いの手を誘い、
3曲目には既にステージと客席は「仲間」と化していました。

細部で突っ込みたくなる場面はあったけど、
「ブラボー!春江中部まち協!!」の夕べでした。

帰り際、あちこち知った顔ばかりのロビーは
満面の笑顔であふれていて、とっても温かな空気が流れてました。

沢崎さん、大役お疲れ様でした!
素敵な音楽をありがとうございました♪

coccoさん、ありがとうございます。
やっぱり音楽はいいですね。特にみんなで合唱すると、みんなの気持ちが一つにまとまってきた気がします。梅原さんの歌も最高でしたが、わたしはギターもかなり聞き入ってました。素敵なギターでしたね。

最後にロビーにみんなの笑顔があふれていたのが印象的でした。本当にいいコンサートだったと思います。

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このページは、sawazakiが2008年11月23日 00:41に書いたブログ記事です。

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