Facebookで伝わること、伝わらないこと
人間、年齢を重ねていくと、いろんなことに慣れてきて、感動することも減ってくるように感じます。が、最近ちょっと感動したお話。
最近なにかとfacebookが話題ですが、私も以前登録してしばらく放置していたアカウントを再び使い始めました。お陰で、facebookを通していろんな出会いが始まっていますが、facebookが縁で知り合ったあわら市の西島木材(リフォームハンズにしじま)さんが、ウォールに「にしじま通信」というニュースレターを発行していることを書かれていました。
いろんな方がコメントされていたので、私もつい読んでみたくなり「読んでみたい」と書き込んだところ、数日後に郵便受けに封筒が。そこには手書きの手紙といっしょに「にしじま通信」が入ってました。
ニュースレターの内容が面白かったりためになったのはいうまでもないのですが、感動したのは、私の何気ない、そしてある意味無責任な「読んでみたい」というつぶやきをしっかりとキャッチして直ぐに郵送頂いたこと。
コミュニケーションで大事なのは受け取る側
最近、コミュニケーションが大事だといろんなところでいわれていますが、コミュニケーションが何であるかを本当に深く考えさせられました。コミュニケーションというとどうしても伝える方ばかりに関心がいき、情報伝達の仕方、伝え方といった方ばかりに注目しがち。
ですが、この出来ごとが教えてくれたのは、コミュニケーションが大切なのは受け取る側の捉え方だということ。だからこそ、西島さんが私の「読んでみたい」という些細な言葉をとても丁寧に汲み取っていただき、すぐに郵送して頂いたことで、こんなに大きな感動になって帰ってきたのだと思います。
また、こうやって感動を頂ける会社はお客さんの信頼も勝ち取っていけるのだと確信しました。
メルマガが消えても、ニュースレターはなくならない
ニュースレターは、そのお店とお客さんをつなぐいいコミュニケーションの手段として様々な場面で活躍しています。一時期はその存在がホームページやメルマガにとって替わられるといわれ、また、最近では、Facebookやツイッターをはじめとしたソーシャルメディアの台頭で、手書きの郵便物や紙のニュースレターがすっかり存在感を失いつつあるかのような印象ですが、手に取ることができる存在感はネットでは絶対に実感できない、そう感じました。
特に、今回こうやって丁寧にお手紙を頂いた件で、コミュニケーションは単なる情報のやり取りではなく、心と心のつながりなんだと再認識した次第です。自分も見習わないと、、、と思いました。
最近は仕事がバタバタとしていて、ゆっくりと立ち止まって考えるということも少なく、日々時間の速さに流されてしまうことも多いのですが、facebookというデジタルなメディアとコミュニケーションという人の心が上手に繋がった!そんな出来ごとでした。