TCO - システムライフサイクル全体を通しての費用
TCOとはTotal cost of ownershipの略で、情報システムを自己所有したときにかかる企画、開発、運用から保守にいたるまでのシステムライフサイクル全てを考慮した費用(コスト)のことです。
入札などにより、初期費用は安く抑えることができても、保守契約を開発ベンダーとしか締結できず、結局そのベンダーの言い値で高くついた・・・という会社や自治体の話をよく聞きます。
システム開発の企画が出たときから、システムライフサイクルに関する全ての費用をできるだけ正確に見積もってプロジェクトを進める必要がありますが、実際にこれらを正確に見積もって発注できている案件というのはかなり少ないのではないかと推測します。
システム開発や保守(メンテナンス)の見積もり手法はFP法など様々なものがあり、いずれご紹介していきたいと考えていますが、やっぱり最後に頼るのはKKD法・・・
つまり、感(Kan)、経験(Keiken)、度胸(Dokyo)ということになるのでしょうね。