ソリューションとは(Solution)
英語の意味なら「問題の解決」なのでしょうが、情報処理システム関係では、そのような問題を解決するためにシステムインテグレーターが提供してくれる一連のサービスやアプリケーションということでしょうか。
初めてこの言葉を聞いたときには「なんだそりゃ?」でしたが、サラリーマン時代、次々とくるITベンダーの方々が「わが社のソリューションでぜひ・・・」なんて言うので、すっかり違和感がなくなってしまいました。慣れというのは恐いものだと思います。一般にもソリューションビジネスなんていう言葉もすっかり定着しましたが、実際にそのソリューションを活用してソリューションできている会社はどれくらいあるのでしょうか?
成功事例は? - カタカナばかりが先行して
私の経験だけのお話で申し訳ないですが、お役所限定で言うなら、効果を上げている自治体というのはごくわずかではないでしょうか。お役所は、法律だ、印鑑だ、慣習だといって現行の業務プロセスをそのままシステム化しようとします。ベンダーもお役所はいいお客さんなので言うがままに複雑なシステムを作り納品。実際使い始めたら現場がパニックで余計に仕事が煩雑に・・・なんていうことはよくあることです(これも経験談だったりしますが)。
業務システムを導入する場合にはしっかりと現行業務を分析し、業務中心にフローを考えた上でシステム化することが必須です。EA(Enterprise Architecture:エンタープライズ・アーキテクチャー)でも同様のことを言っていますが、このあたり、お役所の対応もダメですし、システムインテグレーターの提供するソリューションもまだまだ未熟な気がします。
それにしても、カタカナばかりの専門用語はどうにかならないものでしょうか?
御社のミッションクリティカルなビジネスをわが社のソリューションでぜひ!なんて言われても意味が通じません(笑)
そうなんですよね。
いろいろあるけど役人はまず、自分の(仕事の)存在を否定してみるところから始めなくては・・・と思います。
不要な作業をいくら効率化しても不要なものは不要です。
コメントありがとうございます。コンサルティングでも、現状のワークフローを分析し(As-is)、理想とする最善のワークフロー(To-be)にするためにどうしていくか・・・なんていうシナリオを書きますが、このシナリオ通りにできるところは稀だと思います。
計画書はうまくかけていても、業務改善や仕事の効率化を現実に推進していくことの難しさは、皆さん共通のこととして体感されているんでしょうね。この実効性の部分をどうしていくかを自分なりにいろいろと考えていきたいと思ってます。
まったく同感!
従来日本文化が育て上げた立派な言葉が存在するのに、あえて、カタカナ用語を好んで使うインテリが増えた。そんな人に限って「漢字の誤読」をする!カタカナ用語は、単なる述語にすぎない!言葉として、流暢な英語の話せる人なら、ともかく、敢えてカタカナ語を使うのであれば、そのカタカナ語の後に,カッコの中に使う目的語の意味を追加的に記入すべきだ。なぜなれば、カタカナ語の意味の持つ解釈の範囲は、場合によっては広範でありすぎるから、話し言葉の連用に直截に伝わるように用いなければ、聞き手が困惑してしまうこともある。
元、行政書士
そうですね。カタカナの使い方は本当に難しいです。
一方で、場合によっては(特定の分野の専門用語など)、逆にカタカナであっても、それを使っていかないと意味が不明になることもあるので、話す相手や場面で使い分けていく必要もあるのだと思います。
最近、スパムコメントが多くて、気づくのが遅れ、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。