スケールメリットとは - 規模の経済
経営などの勉強をしていると必ず出てくる言葉に「スケールメリット(Scale Merit)」があります。
スケールメリット(Scale Merit)とは、ビジネスなどで、規模が大きくなることによる利点のことです。大量生産をすると、個々の商品にかかる費用は減少していきますので、このような場合にはスケールメリットがある、ということが出来ます。
確かに、規模が大きくなると必要経費が共通化できたり、知名度が上がったりとプラスになることも多く、これまでの企業はスケールメリットを求めて企業合併(M&Aなど)を繰り返してきました。(もちろん、自分にないものを求めての合併もありましたが・・・)
その一方で、巨大化する弊害もあります。
品質(サービスの質も含めて)をどのように保っていくのかであったり、巨大化した内部組織をどのようにマネジメント(管理)していくのかなど、プラスの要因だけでもなさそうです。一時期、自動車業界の再編が進み、車を作っている会社がこのままでは世界に3社とかしかなくなるのかと思えた時期もありましたが、現時点ではそうなっていないところを見ると、規模の経済が100%会社にメリットとして働いているわけではないことがわかります。
スケールメリットは英語? - Economies of Scale
普段何気なく「スケールメリットが・・・」と使っていると思うのですが、これって英語でしょうか。
応えは「NO」です。
残念ながら、スケールメリット(Scale merit)と英語で言っても通じません。英語では「Economies of scale」と言います。英語では、「スケールによる経済性」という感じなのでしょう。ビジネススクールでも、もちろんEconomies of scaleを使います。スケールメリットというと、どのような意味に聞こえるのでしょうね。