何かと話題だった年金問題も、ここのところ静かになったような気もしますが、一人の老人を二人程度で支えなければいけない状態に国民はどうすべきか!ということが盛んに言われてきました。
ですが、一人が30人以上を支えている、そんな状態のものもあるのです。
たった3%足らずの農民が自給率40%を支えている
現在の日本の人口は約1億2700万人。
そして、農業従事者が312万人、漁業従事者が21万人、合計333万人と言われています。
自給率が40%を切って、大変なことになっていると騒いでいるマスコミの方々に、この点に注目してもらいたいのですが、全人口のたった2.4%程度でこの国の食糧自給率40%を支えているということをどうして報道しないのかと思います。
最近の食品に関する度重なる不祥事や農林水産行政における不手際・無駄な補助金というのも我々国民がしっかりと目を向けていかなければいけない部分だと思いますが、たった2.4%の農業従事者でこの国の農業が支えられているということに違和感はないのでしょうか?
年金でいうなら一人が30人以上を支えている計算です。
われわれが生きていく上で欠かすことのできない食。そして、その食を作りだしている農業をもう少し魅力のあるような産業にするための方策を行政に期待したいです。また、消費者である我々も、安易に安さだけを求めるのではなく、その食品が本当に適正な価格であるかをしっかりと見極める目を持つ必要がありそうです。
毎日のことだから少しでも安いものを・・・という消費者心理も理解できますが、毎日のことだからこそ「安全」なものを、、、と思いたいですよね。