ゆうき・げんき正直農業の町で有機農業映画祭
以前から有機農業への先進的な取り組みで知られる福井県池田町で国際有機農業映画祭が開催されました。
この映画祭、毎年東京で開催されている「国際有機農業映画祭」を池田町でも!と企画された映画祭で、東京以外での開催は初めて。大勢の住民が手作りで準備したこの映画祭、会場の看板も手作りで本当に温かい雰囲気が表れています。
私も参加しているNPO農村力デザイン研究所もお手伝いということで、大勢のスタッフが参加しているのですが、私は当日の午前中、仕事があり、午後からの参加となりました。
会場は大勢の参加者でにぎわって
会場に着くと、ちょうど大野和興さん(農業ジャーナリスト)の講演がはじまる直前。
本来、私もスタッフなので、お仕事しないと・・・ということなのですが、講演&映画を見させていただきました。「農村ジョンの真実」というアメリカ合衆国イリノイ州で風変わりな農業を続けてきたジョンが、CSA - Community Supported Agriculture (地域が支える農業)と結ばれ、地域の農業を活性化させる、という映画です。
有機農業関連の映画にしては90分近くもある長編なのですが、楽しく見ることができました。様々な困難を乗り越えて、最終的に地域を支える農業にたどりつくのですが、あまり悲壮感なく見ることができる映画です。DVDもあるようで、お勧めの映画ですね。
会場の入り口では池田町産の有機野菜や総菜・お弁当の販売も
会場の入り口では池田の特産品や池田町産の野菜やコシヒカリを使った昼食の販売に人だかりができていました。
いつも思うことですが、この町は本当に元気だと思います。人口は3500人程度。福井県で唯一合併していない町であり、財政的にも豊かとはいえない自治体ですが、町の人たちの心はどこよりも豊かな気がします。何事にも挑戦していく「心意気」を感じるがゆえに、多くの人たちが賛同し、共感するのだと思います。
今回の有機農業映画祭も、有機農業を本当に実践している池田でやるからこそ意義があるのだと思いました。