パソコン得意の意味の多様性
サラリーマン時代、職場のIT部門に長くいたので、当時、パソコンのことを聞かれることが多々ありました。ただ、ちょっとつらかったのは、ワードやエクセルのテクニックを聞かれること。いわゆる情報工学についての知識は、システム監査技術者やシステムアナリスト試験に合格しているので、そこそこあると自負しているのですが、ワードやエクセルといったアプリケーションの使い方というと話は別です。
ですが、普通は「パソコンの知識=ワードの使い方」という公式が一般的で、私も類に漏れず「あの人はパソコンに強い」=「ワード、エクセルを知ってて当然」という目で見られていました。
上司からの「ちょっと直して」は仕事の生産性に影響?
よく、同僚や上司から「ここ、こんなふうにやってよ」とか、呼び止められたのですが、色々思うこともあります。隣の人も知ってるような簡単な知識だったり、ネットでちょっと調べればわかることだったり。たまに一人とかだとOKなのですが、こう度重なり、しかも、多くの人からだと、自分の仕事の手が止まって進まない状態になってしまうことも多いので、一人で処理するには限度があります。
というような思いをしながら毎日仕事をしていたわけですが、頼まれたエクセルのグラフで色々思うことがあり、調べたときに、ネットで共感できる文書を見つけましたので、引用させてください。
引用 http://www.relief.jp/itnote/archives/002344.php
結論から言えば(エクセルには)、途中を省略する波線を簡単に引く機能は用意されていません。私はパッケージソフトに標準で用意されていないことを実現しようとする場合、その実現によって得られる効果と費用を、よ~く考える必要があると思っています。会社勤めの経験のある方なら、標準で用意されていないことをやりたがる上司や同僚がいて、苦労した記憶のある方は少なくないことでしょう。それにどれほどの価値があるのか、どのくらいの価値を生むのか、その価値を生むためにどんなコストが必要かを考えずに、自分が気になることを、とにかくやりたがる人がいらっしゃいます。
まさに!私の言いたかったことを少しももらさずに代弁してくれています。みんな思うことは同じで、同じ苦労をしているんだなぁ、、、とかなり共感しました。
結論は:用意されている機能で十分!
私も、個人的には、標準で用意されていないことを無理に行うことはかなりの労力を必要としますので、その効果がかなり大きくなければするべきではないと考えています。グラフの省略もエクセルにないのであれば、やめるべきです。
当時、グラフを2枚重ねたり、スケールや元データを調整してグラフを作っていましたが、そこまでするなら作画ソフトで操作したほうが美しく書けると思います。というより、そうやって作ってしまうと、データが変わったときの汎用性はなくなります。何のためにエクセルにしているのかわからなくなってしまいますよね。
職場で上司をされてる方々へ、部下に資料作成を頼むときは、そのあたりのコスト(人的にも時間的にも)意識も必要だと思いますよ。資料作成の8割が上司の無理なこだわりだったりすることもまれではないですから。。。
と、今回はちょっと辛口なつぶやきでしたね。それにしても、新しいワード・エクセル2007は何とかならないものでしょうか、、、