福井大学大学院でMOT – 本場MBAのマーケティングを!

 

現在、地元の国立大学 福井大学の大学院でマーケティング論という講義を担当しています。

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福井大学には経営学部があるわけではないのですが、MOT (Management of Technology) の一つの科目としてマーケティングがあります。このMOT、いわゆる技術版MBAとも言われ、もともとはマサチューセッツ工科大学等の海外の大学が発祥。日本でも同様の取り組みを始めるところが増えてきました。

 

福井大学MOTでは、いわゆるスタンダードなマーケティング論をさせていただいているのですが、今期は少し新しい試みにチャレンジしてみました。

 

チームコンサルティングで実践を

海外のビジネススクールにいたとき、チームコンサルティング・プログラムという演習がありました。そこでは、企業が大学にコンサルティングを依頼、学生のコンサルチームを企業とマッチングして派遣、そこで、10か月程度のコンサルティングを実施。企業は学生チームの働きに対して大学に報酬を支払い、大学は学生に単位を付与。このような三角関係が成り立っていました。

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企業からしてみると、MBAといえばコンサル会社に勤めるコンサルタントのタマゴ。そこを大学をとおして安く使えるなら、それに越したことはありません。学生もそうやって実務を大学にいる間に経験できます。このような制度をアメリカで最初に始めたのが私の通っていたラトガース大学らしく、今では形を変えていろんな大学で実施されています。

 

地元企業のビジネス課題に向き合う

今回、坂井市にある長田工業所の小林社長、あわら市にある堀川製茶の堀川専務にお越しいただき、現在ビジネスで直面しているリアルな課題をご提示いただきました。マーケティングもハーバード大学のケースメソッドのように実際の企業事例をケースとして用いて授業で議論することはあちこちで実施されています。

 

しかし、ケースは出版物。当然編集が入りますし、出版されるころには数年が経過して「今」の課題でなくなっていることも。学びの過程では「今」であるかどうかは正直それほど重要ではないかもしれませんが、課題にリアリティを、という点においては「今」現在進行形の課題が一番。

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また、企業から課題を頂いて、その課題を解決という問題解決型の講義もあちこちで実施されていますが、この講義での演習が他と違うのは、答えがない課題に「コンサルティング」という形で答えていくという部分であり、それはまだ新しい試みだと思うのです。

 

最終的にはコンサルティング契約をして、、、というプログラムにまで発展できると、アメリカと同じような環境になると思います。

 

企業から課題を共有していただいた長田工業所では、現在、クラウドファンディングという新しい手法を活用して「アイアンプラネット」というテーマパークを鉄工所の中に作ろうとしています。また、堀川製茶では、非常に環境が厳しいお茶の業界で、お茶を専門としたカフェ「かぐや」を展開し、次なるステップを検討されています。

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今回のMOTでのコラボレーションが、今後の事業展開に少しでも貢献できていたら、、、と思いますが、現実の課題だけに、これだけは今後の事業が語る、ということになりそうです。

 

長田工業所の小林さん、堀川製茶の堀川さん、ご協力いただきありがとうございました!

MOTでの講義・演習の様子

 

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