土日は短大の仕事の関係で富山にいました。
北陸三県の短期大学が集まって開催する体育大会があり、その引率です。こういうところにも「学校」を感じますが、大学の教職員そして学生がバスにのって遠征に出かけるのは、ずっと文科系のクラブ活動しかしたことのなかった自分には新鮮でもあり貴重な体験となりました。
私はソフトボール担当。
書類上は「監督」です。
当日に学生たちと事実上の初顔合わせというとんでもない監督で、学生たちに申し訳なかったのですが、応援だけは頑張ろうと会場に乗り込みました。何年か前に「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの・・・」なんていう本もベストセラーになったので、私もマネジメントを活かして~なんても一瞬思いましたが、あの本はフィクションでも毎日の練習を積み重ねての話。試合の当日突然現れた臨時の監督は黙って学生たちに全てを任せるのが一番!ということで、応援に徹しました。
選手たちによると、全員が経験者というわけでもなく、短大に来てからソフトボールを始めたという学生も多いようで、その割にはとても上手。9名でするソフトボールに選手が9名ということで、一人欠けてもチームが成り立たなくなります。小さいチームですが、とてもまとまりのいいチームでした。
最後の試合は残念ながら負けてしまったのですが、劣勢でベンチで見守っているときに学生たちが「勝ちたい、、、」と語っている様子を見ていると何とも言えない気持ちになりました。負傷者が数名でたり、アウェイでのいろんな逆風も感じたりと、紆余曲折ありましたが、全力で戦い抜いて、結果は準優勝。
たった2日だけのにわか監督でしたが、負けて悔しそうにしている彼女たちをみていて、私もこみ上げてくるものを抑えるのに必死で、泣きそうでした。いままでテレビでいろんなスポーツの試合を見てきましたが、負けた選手たちが涙をこらえている・・・そんなシーンを実際に自分が体験するとは・・・
チームワークやグループワークを研修やセミナーで疑似体験することはこれまでもたくさんやってきました。それでも、チームワークを実際に知るにはチームの中に入らないといけない。そんなことを強烈に体感した週末でした。
名ばかり監督で何も力になれなかったことが悔やまれますが、週末貴重な体験をさせていただけたことに感謝したいと思います。そして、そういう中でも準優勝した彼女たちに最高のエールを送りたいと思います!
選手のみなさん、ありがとうございました!