研究室の掃除用にニトリのロボットクリーナーを買ってみました。
自宅にあるルンバと比較すると大きさが一回り小さくてコンパクトですが、価格も税込1万円程度とかなりコンパクト。気になるのはその性能。
買って1週間、2回ほど使いましたが、正直これで十分OKだと感じています。
(実際の様子を動画でどうぞ! Youtube)
通常、家電専門店で売られているお掃除ロボットは7~10万円ほどするものが主流。耐久性もそうですが、掃除の性能や賢さなどが売りで、各メーカーから様々な種類の機械が出ています。
そこでやはり気になるのが、お掃除ロボットの今後と日本の家電メーカーのマーケティング戦略。
製品のコモディティー化とマーケティング戦略
以前に「アメリカに来てわかった日本の高品質が世界で負けてしまう理由」や「中華パッドから見える日本のものづくりの方向性」でも書きましたが、日本のモノづくりは高機能・高性能。そして、高価格。付加価値が高いとも言い換えることが可能ですが、最近よくいわれるのは「オーバースペック(過剰性能)」。
「機能は必要最低限でいいから、基本性能だけで十分で、完璧をもとめないから少しでも安い方がいい」というかなり大多数を占めるであろうマーケットのニーズに応えることができていない分野がたくさんあるように感じます。
実際、このお掃除ロボットが1万円を切って販売されるようになってくると、さらに製品のコモディティー化(どこの製品を買っても変わりがないほど一般化してしまうこと。)が進み、少しでも安く・・・という流れに。お掃除ロボットは日本の家電メーカーの参入が遅れた分野であるとよく言われますが、遅れたがゆえに、今後の方向性を考えたマーケティング戦略が必要なのかと。今後注目したいですね。